新旧トワイライトが初対面 瑞風1周年で京都鉄道博物館
安倍龍太郎
【動画】京都鉄道博物館で、新旧のトワイライトエクスプレスを並べて展示するための入れ替え作業があった=安倍龍太郎撮影
JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の運行が1周年を迎えるのを記念し、京都市下京区の京都鉄道博物館で16日、新旧のトワイライトエクスプレスが初めて対面した。実際の営業線とつながっている同博物館ならではの展示だ。17日まで。
「瑞風」は昨年6月17日に運行を開始。今回が初の一般公開となった。2015年3月まで大阪―札幌間を結んだ「トワイライトエクスプレス」の機関車と客車が並ぶ隣に、同じ深緑色の車体で名前を受け継いだ「瑞風」が姿を見せると、集まったファンらが熱心にカメラを向けていた。
式典でJR西日本の室博(むろひろし)営業本部長は「瑞風も先代のように末永く愛される列車になってほしい」とあいさつ。西日本各地を走っており、この1年間で約2500人が利用したという。博物館によると、新旧の名列車が並ぶ貴重な機会となっただけに、午前6時から入館を待つファンの姿もあったという。