香川)多度津高生らが新交通を提案 まず模型に

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森下裕介
【動画】生徒らが考えた車両の模型=多度津高校提供
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 レール1本の上を自動で走り、行き先は乗客が入力する――。県内初の鉄道が生まれた香川県多度津町が、地元の高校と一緒になって新しい交通システムを考えた。地方の鉄道路線は人口減で維持が難しくなっている。今は模型の段階だが、町の職員や生徒たちはいたって真剣だ。

 多度津町役場の隣にある県立多度津高校。その模型は、技術部の部室の片隅にあった。レール2本が敷かれ、駅のほかに池や畑がカラフルに描かれている。

 3年生部員の西種航平さん(18)がパソコンで「指令」を出した。それぞれの駅に止まっていた車両が走り出す。レールは2本で1対しかなく、鉄道で言えば「単線」だ。しかし、車両は2本のうち1本の上を走るので、どこでもすれ違うことができる。

 システムは、駅に車両がない…

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