「うめきた」新駅、工事は順調 2023年春開業予定

伊沢友之
【動画】建設中の「うめきた新駅」をJR西日本が公開=井手さゆり撮影
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 JR西日本は17日、大阪駅北側にある「うめきた」の2期開発地区で、2023年春の開業を目指す新駅の工事現場を報道向けに公開した。新駅ができれば関西空港へ行き来する特急が便利に使えるほか、31年春に開業予定の「なにわ筋線」の駅としても使われる見込みだ。

 東海道線の支線を地下に移設する工事とあわせて新駅をつくる。総事業費は計約690億円。新駅は地下2階建てで深さ15メートル。駅の幅は40メートルで、長さ200メートルのホームを2本備える。今はコンクリートの基礎部分をつくっており、駅工事の進捗(しんちょく)率は3割程度という。

 現在の関空特急はるかや特急くろしおは同支線を通るため、本線上にある大阪駅には停車しない。同駅から関空までは約70分かかる快速電車を使うしかないが、新駅から特急を使えば時間は20分程度短縮できる見込みだ。藤原慶信・大阪工事事務所長は「工事は順調に進んでいる。関空へのアクセスがよくなり、うめきたの国際的な発展に駅が寄与できる」と話した。(伊沢友之)

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