エヴァ新幹線、いよいよ最終運行 500系にファン続々

中島嘉克
【動画】ラストランを迎えるエヴァ新幹線=宮野拓也撮影
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 アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をイメージしたJR西日本山陽新幹線「500 TYPE EVA(タイプエヴァ)」が13日で運行を終える。アニメの世界観を味わえるとして、昨春までの運行期限を約1年延長するほどの人気ぶりだった。ベースの500系新幹線はかつて世界最速を誇ったが、その使命を「速さ」から「楽しさ」にかえてきた。

 エヴァ新幹線は2015年11月、山陽新幹線の全線開業40周年とエヴァの放映開始20周年を記念して企画。アニメの主人公が乗り込む兵器「エヴァ初号機」を模した外装で、車内も特別仕様だ。博多―新大阪を1日1往復してきた。

 500系新幹線は山陽新幹線として1997年にデビューし、特徴的な外観から一躍人気になった。「のぞみ」での運行は短期間だったが、「こだま」に使われて今回のような話題を提供してきた。エヴァ新幹線の終了後、今夏には「ハローキティ」をあしらった新幹線がお目見えする。

 9日の新大阪駅には、鉄道ファンの姿も目立った。長男(3)と訪れた大阪府高槻市の会社員林利明さん(33)は「初めて見たが格好いい。一度乗ってみたかった」と惜しんだ。最終日の13日は博多午前6時40分発、新大阪同11時13分着の上りと新大阪同11時29分発、博多午後3時38分着の下りで1往復する。(中島嘉克)

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