伝統色の車体、眺め抜群 9代目ロマンスカーお披露目

千葉雄高
【動画】小田急電鉄の新型特急ロマンスカー「70000形」試乗会=鬼室黎撮影
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 小田急電鉄が3月17日から営業運転を始める新型の特急ロマンスカー「70000形」の報道向けの試乗会が23日、開かれた。初代から数えて9代目。窓ガラスの大きさや角度を工夫して、眺めの良さを格段に向上させた。

 車体は、側面にロマンスカーの伝統色のオレンジをあしらい、屋根はワインレッド。先頭と最後尾には、大型の1枚ガラスを使った各16席の展望席を設けた。運転席は客室の上にあるため、展望席では進行方向の線路を見渡しながら、左右に流れていく景色が楽しめる。展望席以外の側面の窓も、従来型より縦が30センチ長い100センチとした。景色を見やすいだけでなく、開放感を感じられるつくりだ。

 無料の公衆無線LANが利用可能で、1両を除いて大型の荷物置き場も設置。座席下にも、航空機の国内線持ち込みサイズの荷物が収納できるスペースがある。7両2編成が投入され、新宿―箱根湯本間を土休日に3~4往復、平日2~3往復運行する予定だ。(千葉雄高)

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