京都)二三三号機関車、重文指定で式典 京都鉄道博物館
日本で初めて鉄道が開通した14日の「鉄道の日」にあわせ、京都鉄道博物館(下京区)で、展示中の蒸気機関車「二三三号機関車」の国重要文化財指定を祝う記念式典が開かれた。新しい説明板が披露されたほか、記念講演会では文化庁の調査官らが歴史的な意義などを語った。
二三三号機関車は1903(明治36)年度の製造。国産初の量産型機関車で、山陽線や山陰線など主に西日本の路線を走った。長く大阪市の交通科学博物館(閉館)に展示されていたため保存状態も良く、産業史上の価値が高いなどとして8月に重要文化財(美術工芸品)に指定された。
この日、重文指定について記した説明板を披露したJR西日本の来島達夫社長は「今は鉄道と言えば電車だが、もともとは機関車から始まる。そんな歴史を振り返るきっかけにしてもらえれば」と話した。
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