(各駅停話)中井駅 染め物の技術と彩り、今も

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中野寛
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 新宿区の高田馬場や中井、落合にはかつて、庶民のおしゃれを支えた染色の工房や職人が数多く集った。それまでは神田を中心に盛んだったが、明治・大正時代、神田川と妙正寺川が交わるこの地域に、美しい水を求めて移ってきた。

 洋装に押されて数は減ったが、今でも中井駅周辺には、伝統の技を伝える職人たちがいる。その一つの「二葉苑(ふたばえん)」は、区の「ミニ博物館」として登録され、工房を無料公開している。

 記者が訪れると、長さ十数メ…

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