いすみ鉄道運休半年、再開見通せず 「地域の合意形成が必要な時期」

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中野渉
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 いすみ鉄道の国吉駅前(千葉県いすみ市)。柔らかな春の日差しの下、同鉄道のグッズや飲食の販売ブースが設けられ、音楽ステージでは生演奏も披露された。普段は無人駅のこの駅周辺も、この日はにぎわっていた。

 3月30日に開かれた「春の国吉駅まつり」。同鉄道を応援する毎年恒例の催しで、住民らでつくる「いすみ鉄道応援団」が主催している。

 しかし、今年は、肝心の列車が昨年10月4日の脱線事故から、全線運休したままだ。

 朝の通学時間帯の事故だった。乗客104人にけがはなかったが、その大半が県立大多喜高校の生徒だった。

高校生は代行バスで通学

 同社は事故以降、代行バスを…

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この記事を書いた人
中野渉
千葉総局
専門・関心分野
国際、移住・移民、農業、経営、エンタメ