「ゆいレール」タッチ決済が可能に きょう3月28日から 800円で1日乗り放題も開始

 沖縄都市モノレール「ゆいレール」への乗車で、クレジットカードによるタッチ決済が28日から可能となる。タッチ決済だと、1日にどれだけ乗っても800円が上限となるサービスも始まる。渡慶次道俊社長は27日、てだこ浦西駅で開かれたセレモニーで「スムーズな移動環境が提供できる」とPRした。

 ゆいレールは1日平均6万人が利用する。外国人客も多く、チケットの買い方が分からず券売機前で混雑するなどの課題があった。

 琉球銀行などと連携して、三井住友カードの公共交通機関向けタッチ決済サービス「ステラ・トランジット」を導入。全19駅、48通路のうち38通路の改札機に専用リーダーを設置した。

 ビザ、マスターカード、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、ディスカバー、銀聯の国際7ブランドに対応。クレジットカードの利用を通じて、乗降データや消費データを収集できる。

 琉球銀行の川上康会長は「観光客に対するより効果的なマーケティングが可能になり、沖縄の観光拡大や経済発展につながる」と強調した。(政経部・大城大輔)

ゆいレール駅の改札に設置されたリーダーにクレジットカードをタッチして入場できる
タッチ決済サービスの導入を記念してテープカットする沖縄都市モノレールの渡慶次道俊社長(左から4人目)や琉球銀行の川上康会長(同5人目)ら=27日、浦添市・てだこ浦西駅

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