
国による事故原因の究明が始まりました。
熊本市中央区で市電が追突し、7人が重軽傷を負った事故で、26日から国の運輸安全委員会による現地調査が始まりました。
【熊本 竜太リポート】
「鉄道事故調査官が現場に入り調査を始めました。まずは追突された車両の周辺を調査しています」
この事故は、25日朝、熊本城・市役所前電停で停車中の市電の車両に後続の車両が追突し、乗客と運転士7人が骨折などの重軽傷を負ったものです。
熊本市交通局は『重大事故』として九州運輸局に報告。
国の運輸安全委員会は鉄道事故調査官2人を派遣し、26日午前10時過ぎから熊本市交通局の職員を立ち会わせて現地調査を始めました。
26日の調査では、油のようなものが確認された現場手前のレールや車両のブレーキ装置の状態などを確認していました。
【菊池 弘達 鉄道事故調査官】
「車両と現場を確認した。現場から車両を動かして別の場所に移動させる」
また、25日全線運休となった市電は25日夜から辛島町と水道町間を除く一部区間で折り返し運転で運行を再開しています。