
宮城県内で吹き荒れた強風で東北新幹線がまた運行できなくなり、ダイヤが大きく乱れました。この影響で秋田新幹線も運休や区間運休となり、JR秋田駅と盛岡駅の間で折り返し運転を強いられました。
26日正午ごろのJR秋田駅。新幹線を待つ人で混雑しています。
午前10時過ぎ、宮城県白石市で最大瞬間風速35メートルの風が吹き荒れ、仙台駅と白石蔵王駅の間の風速計が規制の値に達しました。
この影響で、東北新幹線は午前10時半ごろから東京駅と盛岡駅の間で運転を見合わせ、午後4時45分時点で秋田新幹線こまちは上下3本が運休、12本が区間運休となり、秋田駅と盛岡駅の間で折り返し運転となりました。
大宮駅に戻る大学生:
「帰りの列車が全部止まってしまって、大宮に何時に着くのか分からない状況。列車の中で缶詰になってもいいようにお茶や弁当を買ってから乗りたい」
また、東京駅でも秋田に向かおうとしていた人が足止めを食らいました。
秋田に向かう人:
「秋田に戻る予定だったが、きょうのチケットをキャンセルして、あしたのチケットを取ろうとしている」
ところで、JR東日本秋田支社の井料青海支社長は26日に開かれた記者懇話会で、3月6日に秋田新幹線こまちと東北新幹線はやぶさの車両の連結部分が走行中に外れたトラブルを謝罪しました。
その上で、井料支社長は「現在も連結部分を金具で固定したまま運行している。原因については運輸安全委員会が調査中で、結果がまとまり次第速やかに公表する」と説明しました。