追突事故で全線運休の熊本市電 一部区間で運行再開

熊本市交通局は、市電同士の追突事故の影響で全線で運休していた市電の運行について25日午後7時ごろから一部で運行を再開しました。

【中原 理菜 アナウンサー】
「事故があったのは熊本城・市役所前電停です。前の車両に後ろから走ってきた車両が追突。ケガ人も複数出ているようです」

熊本市交通局などによりますと、25日午前8時半ごろ、熊本城・市役所前電停で止まっていた熊本駅・田崎橋行きの1両編成に後ろから走ってきた上熊本行きの1両編成が追突しました。

この事故で7人が病院に搬送され、後ろの車両に乗っていた男女2人が骨折、男女4人が軽傷、前の車両の運転士も軽いケガをしました。

【熊本市交通局の会見】
「誠に申し訳ありません」

熊本市交通局がドライブレコーダーを確認したところ、後続の車両の運転士のブレーキ操作に誤りはなく「ブレーキが利かなかった」と話しているということです。

市交通局は九州運輸局に「重大事故」として報告。

国の運輸安全委員会は鉄道事故調査官2人を現地に派遣し26日以降、調査を行うとしています。

この事故の影響で市電は全線で運休していましたが、辛島町と水道町電停の間を除く区間について25日午後7時ごろから運行を再開しました。

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