
JR東日本新潟支社は3月21日に行われた会見で、災害時に鉄道設備を確認するためにVTOL型ドローンを活用する実証実験を行ったと発表しました。
JR東日本がVTOL(ブイトール)型ドローンの実証実験

※VTOL(ブイトール)型ドローンとは?
ヘリコプターの様に垂直離陸ができて、飛行機の様な高速巡航が可能なドローン
実証実験はJR東日本新潟支社、路線の保守などを行う第一建設工業、ドローンの企画開発などを行うエアロセンスの3社で去年3月に行われました。
実験は、磐越西線の馬下駅~喜多方(福島県)の駅間・約75kmを6区間に分け、災害を想定してVTOL型ドローンにより、被害状況を確認する想定で行われました。
ドローンにより安全で迅速な確認が可能に

VTOL型ドローンは垂直離陸が可能で、離陸から着陸まで事前に設定した経路を、最高速度100km/hで自動飛行し、送られてくる映像で被害状況を確認するほか、収集したデータを基に画像の生成や、寸法の確認を行ったということです。
これまで災害時は、徒歩や軌道用カートを使っていましたが、ドローンの活用により安全で迅速に広範囲の状況の確認が可能になりました。
JR東日本新潟支社の白山弘子支社長は2025年度の実用化を目指すとしています。