リニア工事を巡りJR東海の環境保全対策を確認する会議が開かれ、静岡県とJR東海の協議状況などについて報告されました。
静岡市役所で開かれた国のモニタリング会議では、JR東海と静岡県が静岡工区の着工に向け対話を進めている課題28項目の進捗(しんちょく)状況について共有。
矢野弘典座長は「協議は精力的に進んでいる」と評価しました。
会議には静岡市の難波喬司市長も参加し、トンネル掘削工事による生物への影響を抑える対策を検討するための、JR東海が行う沢の調査方針について説明しました。
委員からは、県が選定した調査箇所と重複するのではないかという指摘が上がりました。
静岡県 森貴志副知事:
「重複的な調査は避けなければいけないし、調査の方法については引き続き情報交換しながら、我々も専門部会の中に反映させながら進めていきたいと思う」
JR東海は山梨側から掘り進めているボーリング調査の次の段階にあたる先進坑が、22日時点で県境まで384メートル地点に到達したことも報告しました。