名鉄名古屋駅再開発でビル建設 40年代前半に全面開業へ

名古屋鉄道が行う再開発後の名古屋駅ホームのイメージ(同社提供)

 名古屋鉄道は24日、名古屋駅周辺の再開発で高さ約170メートルの複合ビルを建設すると発表した。2033年度にオフィスや駅などを部分開業し、40年代前半の全面開業を目指す。全面開業時には、駅の線路を現在の2本から4本に増やす。

 名古屋市内で記者会見した高崎裕樹社長は「地域にもたらす波及効果を最大限取り込むことで中長期的な成長を実現する」と意気込んだ。

 再開発に伴い解体する名鉄百貨店本店の営業は、来年2月28日に終了する。再開発後に百貨店の業態を続けるかどうかは今後検討する。

 新型コロナウイルス流行の影響で、22年度に予定していた再開発着工を延期し、計画を見直すと20年に発表していた。

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