相模原・リニア新駅隣の「ラボ」開設1年でイベント 官民共同開発の成果紹介、乗り物の展示や試乗も

グリーンスローモビリティー(手前)の試乗などが行われたFラボ(奥)開設1年イベント=相模原市緑区

 相模原市緑区の橋本駅近くで建設中のリニア中央新幹線「神奈川県駅(仮称)」に隣接するイノベーション促進拠点「FUN+TECH LABO(ファンタステックラボ)」の開設1年に合わせた催しが22、23日の両日、Fラボや周辺で開かれた。Fラボから生まれた官民共同開発の取り組みを紹介したほか、利用企業が手がける乗り物の展示、試乗などが行われた。

 Fラボは昨年3月にJR東海が開設。新駅周辺開発をイノベーション創出の好機にしようと県・同市と締結した協定に基づくもので、現在は大成建設、ヤマハ発動機、ベンチャー企業「ティアフォー」など4社が常設拠点を構える。この1年間、地元小学校の総合学習への協力や交流会開催などを通して大企業や地元中小企業、団体などと接点を持ち、イノベーションの基盤となる「仲間づくり」(JR東海)を進めてきたという。

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