鉄道と通学の未来は 「撮り鉄」演歌歌手・徳永ゆうきさんと語り合う
演歌歌手の徳永ゆうきさんをゲストに招き、鉄道の魅力や通学の面白さについて語り合うイベント「乗り物と通学の未来」が22日、朝日新聞大阪本社アサコムホールであった。抽選に当選した読者ら約120人が参加した。
徳永さんは大阪市出身で、鉄道の撮影が好きな「撮り鉄」としても知られる。今年引退した阪神電鉄の電車「青胴車」や、富士山とともに撮ったドクターイエローの写真を紹介。車掌のモノマネも交えて会場の笑いを誘った。
一部区間の存続が危ぶまれている、広島県北部の庄原市などを走るJR芸備線についても議論。同市からの委託で「応援大使」を務める徳永さんは「鉄道好きの私たちが外から盛り上げるとともに、地元の方にももっと興味をもってもらい、利用者が増えると良いと思う」と話した。
参加者の通学にまつわるエピソードも紹介され、「列車内で会釈する関係からおつきあいすることになった」「客車列車で通学し、男子と女子で車両が分かれていた」といった話題で、盛り上がった。
このイベントを企画し、登壇もした科学みらい部の鈴木智之記者は「人口減が進み、公共交通が縮小する中で、遠くの学校にも楽しく健康に通い続けられる社会にしていきたい。自動運転の早期実用化にも期待したい」と話した。
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