
南海電気鉄道難波駅前の道路を歩行者中心の「なんば広場(仮称)」として整備する大阪市などの事業が完了し、22日に式典が開かれた。地元企業や商店街でつくる委員会と市が連携し整備を推進。大阪・関西万博の開幕を控え、関西空港から市に入る訪日客らの玄関口として、道頓堀や心斎橋など大阪・ミナミ一帯の回遊性向上につなげる。
難波駅は、関西空港と南海電鉄でつながるターミナル駅だが、駅前ロータリーは車の通行量が多く、駅と繁華街の分断が課題だった。交通規制で車を迂回させたり、催事を誘致したりする実証を重ね、2023年11月に広場を先行オープン。今回は歩行者用に、広場につながる通りの整備を終えた。