エミテラス所沢でダンス…西武線沿線9校からダンス部員集結 西武鉄道が企画、沿線住民や競技者の交流に 所沢高ダンス部出身のプロダンサーが指導…22日、母校の後輩らパフォーマンスを披露

お披露目イベントに向け練習する高校生ら=16日、東京都新宿区

 埼玉県所沢市東住吉の商業施設「エミテラス所沢」で22日、西武線沿線の高校に通う高校生らによるダンスパフォーマンスが披露される。別々の高校のダンス部に所属する35人が集結。県立所沢高校ダンス部出身のプロダンサーTANUKIさん(24)の下で練習を重ね、集大成を披露する。

 参加するのは西武線沿線の東京都立大泉桜高、私立東亜学園など9校で、県内からは所沢高と、西武鉄道アンバサダーの私立武南高(蕨市)が参加する。西武鉄道が沿線住民の交流などのために企画。同社はダンス界の課題として発表機会や競技者の交流の不足を挙げ、「ダンスといえば西武鉄道という文化醸成を図る」と話す。

 「つなぐ」をテーマに、オリジナル楽曲やダンスパフォーマンスを制作した。振り付けを担当したTANUKIさんは「回を追うごとに壁がなくなって、学校に関係なく和気あいあいしている姿が見れるようになってうれしい」と練習を振り返る。イベントに向け、「高校生のエナジーやフレッシュなパッションに圧倒されに来てほしい」と呼びかけた。

 16日の合同練習では、高校生がイベント前最後の調整に汗を流した。所沢高1年の草野市子さん(16)は「高校では自分たちで教え合うので、(TANUKIさんの指導が)すごく分かりやすくて学びになった。友達もできてうれしかった」と笑顔。2年の西山友翔さん(17)は「みんなそれぞれの個性を持っているので、自分に取り入れて、いろいろな踊り方ができるようになれたら」と語り、「持っている力をすべて出し切って、見ている人をしっかり楽しませたい」と意気込んだ。

 お披露目イベントは22日午前11時からと午後1時半からの2回開催。入場無料。4月には、所沢市内で撮影したプロモーション動画も公開される予定。

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