
2020年7月の豪雨で被災し一部の区間で不通が続くJR肥薩線の復旧を巡り、3つの駅を廃止する整備案が出ていることが明らかになりました。
豪雨で被災したJR肥薩線を巡っては、熊本県の八代駅と人吉駅の間を鉄道で復旧させることで国・熊本県とJR九州が基本合意し、3月末までの最終合意を目指しています。
ただJR九州は、駅の復旧にコストがかかることなどから、最終合意の前に八代―人吉間に15ある駅の数や配置など復旧後の駅のあり方を検討するよう県に求めていました。
関係者らによりますと、県と沿線市町村との話し合いの中で15の駅の中でも利用者が少ない、
▼瀬戸石駅(八代市)
▼海路駅(芦北町)
▼那良口駅(球磨村)
の3駅を廃止する案が出ているということです。
県は来週中に沿線市町村と再生協議会を開き、JR九州に示す駅の整備案を取りまとめる方針だということです。