
警報音が鳴る踏切で、取り残された高齢女性を救出する緊迫の一部始終をドライブレコーダーが記録していました。
現場は埼玉・入間市、西武池袋線の電車が通り過ぎ遮断機が上がると、すぐに警報音が鳴り出し、遮断機が下りてきます。
手押し車を押して渡っていた高齢の女性が取り残されてしまいました。
映像は自動車学校の教習車につけられたドライブレコーダーが記録していました。
車にはベテランの教習指導員と生徒が乗っています。
近くにいた人が遮断機を持ち上げようとしますが、なかなかうまくいきません。
すると指導員は「大丈夫かな?ちょっと怖いな」と急いで車から降りると、非常ボタンを押し、女性のもとへと駆け寄ります。
そして遮断機を上げると、無事、女性を救出。
最悪の事態は免れました。
指導員は「電車に当たってしまうという危機感があって、『助けなきゃ』と」と話しました。
西武鉄道は取材に対し、「まずは自分の命を第一に考え、速やかに踏切の外に出てください。なお、直ちに非常ボタンを押して危険を知らせてください」とコメントしています。