
山形新幹線つばさの新型車両「E8系」運行開始1周年に合わせ、E8系を模した、人気の鉄道玩具「プラレール」と、実物の車両が併走するイベントが16日、米沢市のJR米沢駅で開かれた。親子連れが見守る中、ホームで並んだ新型車両は「出発進行」。節目を祝った。
つばさ129号山形行きと131号新庄行きが米沢駅を出発すると同時に、ホームでプラレールを走らせた。県内外の3~11歳の8人が「こども駅長」を務め、元気に出発の合図をすると、プラレールと実物のE8系は発車した。
米沢北部小3年長沢大暉さん(8)は「E8系はかっこよかった。上手に走らせることができた」と話した。駅構内にプラレールで作った改札ゲートやジオラマも登場。子どもだけでなく、鉄道ファンでにぎわった。
観光誘客につなげようと、市がプラレール製造販売のタカラトミー(東京)、JR東日本東北本部、観光まちづくり法人プラットヨネザワ(同市)の協力を得て主催した。E8系は昨年3月16日に営業運転を始め、現在は大半が同系に切り替わっている。