
3月16日朝、JR東海道線で運転士が約40秒間居眠り運転し、駅で本来の停止位置よりも約100m行き過ぎて停車するトラブルがありました。
静岡県島田市の金谷駅で3月16日午前7時半頃、JR東海道線の上り列車が運転士の居眠りにより本来の停止位置より約100m行き過ぎて停車しました。
運転していた30代の男性運転士は会社の聞き取りに対し、「一時的に眠気を催し、気がついたときには金谷駅のホームに進入していた」などと話しているということです。
男性運転士の健康状態は良好で、運転記録や本人への聞き取りによると、目が覚めるまで約40秒間居眠りをしていて、非常ブレーキをかけて列車を停止させたということです。男性運転士は運転士として約11年の勤務経験がありました。
オーバーランした列車はその後、停車位置を修正して客の乗降を行ったため、列車は金谷駅を25分遅れで発車したということです。このトラブルにより、上り列車4本に遅れが生じ、約390人に影響がありました。けが人はいませんでした。
JR東海は「運転士に対し厳正に対処し、指導を徹底して再発防止に努めます」とコメントしています。