
東北新幹線が停車する奥州市水沢の水沢江刺駅と花巻市矢沢の新花巻駅は、開業40周年を迎えた。ともに1985年3月14日、市民運動により請願駅として誕生した経緯がある。15日に両駅で記念式典が行われ、関係者が節目を祝った。
新花巻駅には、関係者ら約50人が集まった。上田東一市長は「40周年を契機にますます利用されることを祈る」、菊地里子駅長は「50、60周年と長く愛される駅を守り続ける」とそれぞれあいさつし、くす玉を割って祝した。
水沢江刺駅では、正面西口広場に市民ら約100人が集まった。記念式典やイベントを駅と共催する羽田地区振興会の橋本欣也会長(81)は「水沢江刺駅は産業、経済、文化の発達に大きな役割を果たしてきた。地域発展のため、今後も必要不可欠な存在となるだろう」と、歩みを振り返った。