
JR東北新幹線の新花巻、水沢江刺の両駅が開業40周年を迎え、各駅で15日、記念の祝賀イベントが開催された。関係者が住民の熱意によって建設された請願駅の歩みを振り返るとともに、さらなる利用と地域の発展に思いを新たにした。
花巻市矢沢のJR新花巻駅で開かれた記念セレモニー(市、花巻商工会議所主催)では、上田東一市長が「市民が必要だと働き掛け、寄付を募ってできた駅。活動した方々に感謝し、敬意を表したい」、同商議所の髙橋豊会頭は「駅は多くの方の労苦のおかげででき、沿岸の皆さんにとっても便利になった。今後も花巻の発展に向けて努力したい」とあいさつした。
東北新幹線は1982年6月に盛岡―大宮間で暫定開業。85年3月14日の大宮―上野間開通と共に地元負担による請願駅として新花巻、水沢江刺の両駅が開業した。