新幹線、街にかがやき 富山開業10周年、高岡でレールパーク開幕

プラレールやトミカの大型ジオラマを眺める親子=高岡市の御旅屋セリオ

  ●プラレールに親子歓声

 北陸新幹線富山開業、あいの風とやま鉄道開業10周年を記念した元気たかおか応援プロジェクト「たかおかレールパーク2025」(富山新聞社などでつくる実行委員会主催)は15日、高岡市の高岡駅周辺などで始まった。御旅屋セリオにはミニカー「トミカ」や鉄道玩具「プラレール」が並び、多くの親子でにぎわった。16日も開かれる。

 「トミカ・プラレールわくわくパーク」と題し、プラレールの線路やトンネルを自由に組み合わせて遊べる広場や、トミカの大きなパッケージと写真を撮れるスポットが人気を集めた。幅4.5メートル、奥行き1.8メートルの大型ジオラマには北陸新幹線をはじめ多彩なプラレールが走り、子どもたちは歓声を上げて眺めた。トミカつり、プラレールあみだくじも行われた。

 南砺市の中田丈太郎ちゃん(5)は「あみだくじが楽しかった。プラレール大好き」と笑顔を見せた。富山市の遠藤遥さん(31)は1歳の息子風雅ちゃんとともに訪れ「子どもが電車が好きなので、来て良かった。大きなジオラマがすごい」と話した。

 ウイング・ウイング高岡広場では、富山市出身のアイドル空野青空さんらが出演して「たかおかアイドルステーションwithあみたん娘」が開かれ、ファンが大きな声援を送った。高岡市観光大使「あみたん娘」が進行を務め、トークで会場を盛り上げた。高岡駅北口交流広場では、北陸新幹線の車両「E7系」のミニ新幹線が約60メートルのコースを走り、親子らが乗車体験を楽しんだ。

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