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　山陽新幹線は10日、新大阪―博多間の全線開業から50周年を迎え、JR岡山駅でも記念式典が開かれた。

　山陽新幹線は1972年に新大阪―岡山間で開業。75年3月10日に岡山―博多間が開業した。当初は最高時速210キロで新大阪―博多間を最速3時間44分で結んでいたが、現在は1日242本が最高時速300キロ、最速2時間21分で運行している。50年間の利用者数は約30億人にのぼる。

　この日は新幹線下りホームで記念式典があり、林秀樹・JR西日本岡山支社長が「中四国の結節点である岡山は、博多まで新幹線が通じたことで東西南北を結ぶ交通の要衝になった。新たな50年もご期待に応えられるよう不断の努力を重ねたい」とあいさつ。伊原木隆太知事やサッカーJ1・ファジアーノ岡山の森井悠社長とテープカットをした後、午前10時6分発博多行きのぞみ7号に、伊原木知事と森井社長、竹本有喜・岡山駅長が発車の合図をした。

　岡山駅地下の岡山一番街では、歴代の岡山駅や車両などの写真や50年間のできごとを振り返る年表などを展示している。31日まで。