連結部分が外れた東北新幹線 乗客は「衝撃は特に感じなかった」

中野浩至 田渕紫織
【動画】走行中に分離、西日暮里駅付近で停車した東北新幹線=目撃者提供、吉山健一郎撮影
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 6日午前11時半ごろ、東北新幹線上野―大宮間を走行中の新青森・秋田行き「はやぶさ・こまち21号」の車両の連結部分が外れ、分離して停車した。車内で運転再開を待つ乗客が朝日新聞の取材に当時の様子などを語った。

 JR東日本によると、はやぶさ(10両編成)には約450人、こまち(7両編成)には約200人が乗車中。けが人はいないという。この影響で、東北、上越、北陸新幹線は上下線で運転を見合わせている。

 トラブルがあった新幹線は同日午後1時半現在、東京都荒川区西日暮里駅付近で停車している。車両の両側を在来線が行き交っており、付近の高架上では、その様子をカメラやスマートフォンで撮影している人たちの姿もあった。

 この新幹線のうちはやぶさに乗車している男性(41)は、東京駅から乗車し、仙台へ旅行しようとした矢先にトラブルに巻き込まれた。出発してしばらくするとゆっくりと車両が停止。連結が外れたことによる緊急停止とみられるが、音楽を聴いていたこともあって「衝撃や音は特に感じなかった」と言う。

 車内では「車両点検」「運転再開の見込みは立っていない」とのアナウンスが繰り返されるだけ。1時間ほど経ってようやく「連結車両が外れた」と伝えられた。ほかの乗客はドア付近で電話をしている人もいたが、大きな混乱はないという。「このまま車両が動かなければ旅行を中止するかもしれない」と不安げに話した。

 昨年9月には東北新幹線「はやぶさ・こまち6号」が宮城県内を時速約315キロで走行中、連結部分が外れ、両列車が分離した状態になった。

 JR東日本の当時の調査によると、こまち6号の運転台パネルの裏側から、最大約2センチの金属片が複数見つかった。新車製造時にパネルをドリルで取り付けた際の削りくずとみられ、そのうちのひとつが強制分離スイッチの端子同士をつないでしまっていたという。

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この記事を書いた人
中野浩至
東京社会部
専門・関心分野
税務、独占禁止法、事件・事故
田渕紫織
東京社会部|災害担当
専門・関心分野
災害復興、子ども