2メートルの落石に衝突、えちぜん鉄道が脱線 運転士軽傷

鎌内勇樹 椎木慎太郎
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 えちぜん鉄道勝山永平寺線の比島駅(福井県勝山市遅羽町比島)付近で2日午前5時半ごろ、走行中の電車が線路脇に落ちていた岩石と衝突し脱線した。えちぜん鉄道によると、乗客2人にけがはなく、運転士が運転台にひざを打って軽傷という。

 同鉄道によると、脱線したのは午前5時20分勝山発福井行きの電車(2両編成)。比島駅を出て約400メートル地点で、線路脇の直径2メートルほどの岩石と衝突した。先頭車両は前部左側がへこみ、窓ガラスが割れるなどして、進路右側に脱線したという。

 岩石は進路左側の斜面から崩れ落ちたとみられ、取り除く作業や車両の撤去、復旧に数日かかる可能性があるという。

 この事故の影響で、勝山永平寺線は福井―山王(永平寺町)間で折り返し運転をしている。

 国土交通省によると、国の運輸安全委員会が鉄道事故調査官2人を現地に派遣するという。

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