さようなら、阪神電鉄の「青胴車」 二度の阪神日本一や大震災を経験
筋野健太
クリーム色と青色の車体で、「青胴(あおどう)車」と呼ばれた阪神電鉄の「5001形」が10日、運行を終えた。大阪梅田駅では、多くのファンが引退を惜しんだ。
同社の駅間は平均距離が約1キロと短く、普通列車にも優れた加減速が求められる。5001形はその性能から、「ジェット・カー」と呼ばれた。
初代5001形は、1958年に製造開始。冷房装置付きの2代目は77年に開発され、32両が導入された。近年は老朽化で新型車両と置き換えが進み、1編成4両が残っていた。
車掌として乗務歴がある同社広報の飯塚研一さんは、「二度の阪神日本一、阪神・淡路大震災を経験した貴重な車両。引退するが、みなさんの心の中で、ずっと走り続けてほしい」と話した。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら