【写真まとめ】「ありがとうT4」ドクターイエローを上空、各地から
東海道・山陽新幹線の黄色い点検車両「ドクターイエロー」のうち、JR東海が所有する「T4編成」が1月末で引退します。28日は東京から博多駅まで走行し、29日、東京に戻りました。
28日、富士山が見える富士川の河川敷(静岡県富士市)には、多くの鉄道ファンが集まり、最後の「力走」を撮影していました。列車の窓には「ありがとうT4」とメッセージが掲げられていました。
「T4編成」は2001年から運用が始まりました。ドクターイエローの正式名称は「電気軌道総合試験車(検測車)」。おおむね10日に1回のペースで走りながら、線路や架線、信号電流などの状態を測定しています。
2月以降はJR西日本が所有する「T5編成」だけで東京―博多間を点検しますが、こちらも27年以降をめどに引退する予定。それ以降は、最新型車両が客を乗せて、走りながら線路や架線の状況をチェックする「営業車検測」方式に切り替わります。
ダイヤは非公開で、「見ると幸せになる」と言われる人気車両。東京・有楽町、JR名古屋駅、京都のほか、上空からの写真で紹介します。初代の「ドクターイエロー」など、これまでの歴史もご覧下さい。