特別列車で梅めでる旅へ 偕楽園100周年祝いJR東が2月に運転

原田悠自
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 梅の名所・偕楽園(水戸市)に隣接して、梅の見頃の時期だけ利用できるJR偕楽園駅が、2月で開業100周年を迎える。これを記念してJR東日本水戸支社は、偕楽園などで催される「水戸の梅まつり」が始まる同月11日に特別列車を運行する。

 同支社によると、駅は旧鉄道省の仮降車場として1925年2月2日に開業し、国鉄分割民営化に伴って87年に現在の駅名になった。通常はすべての列車が通過するが、梅まつり期間中の2月中旬~3月下旬の土日祝日は、日中を中心に下りの全列車が停車する。

 今回運行する特別列車は「水戸観梅(かんばい)号」。2月11日午前10時4分に小山駅栃木県小山市)を出発し、偕楽園駅に11時15分に着く。車内はテーブルが付いた仕様になっていて、偕楽園で採れた梅干しや茨城県内で造られた梅酒、梅を使ったスイーツなどが提供される。

 初めての企画で、特別列車の先頭には偕楽園駅開業100周年を記念したデザインを施す。同支社は「偕楽園の歴史を梅とともに味わい、一足早い春の訪れを感じてほしい」としている。

 完全予約制で、定員75人。運賃と飲食代を含め5800円(税込み)。JR東日本が運営するチケット販売サイト(https://event.jreast.co.jp/shop/detail/a007別ウインドウで開きます)から申し込む。

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この記事を書いた人
原田悠自
水戸総局|キャップ
専門・関心分野
調査報道、社会問題、事件・事故・裁判