貨物列車脱線で不通の川内―隈之城間、31日に再開見通し

井潟克弘
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 JR九州は25日、貨物列車の脱線事故で運休している鹿児島線の川内―隈之城間について、31日夕方ごろに運転再開を予定していると発表した。詳細な時間は、復旧工事の進み具合を見ながら、改めて公表するという。

 JR九州によると、事故翌日の13日から脱線した貨車など3両の撤去作業を始め、19日深夜にすべての撤去を終えた。

 現在、事故で損傷したレールや枕木などの取り換え作業を進めている。今後、試運転など運転再開に向けた準備が本格的に始まる予定という。

 運転再開に伴い、バスによる代行輸送(川内―隈之城)と九州新幹線による振り替え輸送(川内―鹿児島中央)は、31日をもって終了する。また、沿線の学校が冬休みに入ったことから、26日以降の代行バスの運行間隔は10~15分から15~35分に変更する。

 海老原毅・JR九州鹿児島支社長は「期間内で安全に工事が出来るよう、引き続き全力を尽くしたい」と話した。

 脱線事故は12日午前3時ごろ、川内駅構内で発生。鹿児島駅に向かっていた貨物列車(12両編成)の先頭の機関車と貨車1、2両目が脱線した。事故原因は「調査中」としている。

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