色あせぬ風景、線路は続く 碓氷峠「廃線ウォーク」を堪能

有料記事

中沢絢乃
[PR]

 紅葉の季節。美しい風景に包まれたいと、群馬県安中市長野県軽井沢町の境にある碓氷峠へ向かった。かつて、ここにはJR横川駅と軽井沢駅を結ぶ碓氷線が走っていた。その廃線をたどる「廃線ウォーク」に参加し、鉄道遺産を堪能した。

 横川駅から車で10分弱の日帰り温泉施設「峠の湯」裏手が出発点。立ち入り禁止の看板の脇を抜けて線路を進む。レールや金具、敷き詰められたバラスト(砕石)がきれいに残されている。所々コケや草に覆われ、落ち葉がかぶさっている。

 往復約6キロのコースの半分以上はトンネル内。暗闇にライトを照らすと出口までの距離やカーブの度合いを示す数字が随所に示されていた。

 鉄やコンクリートの無機質な…

この記事は有料記事です。残り859文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら