山の中「森林鉄道」復活 住民ら線路敷設678メートルのコース完成

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雨宮徹
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 かつて山から豊富な木材を運んだ兵庫県宍粟市波賀町の森林鉄道(林鉄)を「復活」させるプロジェクトで、総延長678メートルのコースが同町のリゾート施設内に完成し、10月下旬に披露された。住民団体が構想から約8年をかけて実現させた。

 林鉄の復活を目指して2016年から取り組んできたのは「波賀元気づくりネットワーク協議会」(松本貞人会長)。

 リゾート施設「フォレストステーション波賀」の敷地内の作業道などを利用して線路を敷き、「波賀森林鉄道」の名を冠して昨夏にできた楕円(だえん)の周回コース(108メートル)を5倍近く延長。新しい延伸コースを今夏から手作業で整備してきた。

 10月27日の完成式典には…

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この記事を書いた人
雨宮徹
姫路支局
専門・関心分野
ハンセン病、被爆者、歴史、災害、地方政治