赤い広電と緑のJR 車両のデザイン入れ替え、コラボトレイン運行

遠藤花
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 JR西日本広島電鉄は、互いの車両のデザインを入れ替えた「ラッピングコラボトレイン」の運行を9月に始めた。2025年春に開業する広島駅ビル2階に、広電の路面電車が乗り入れることから、両社が協力する事業を盛り上げようと企画された。

 入れ替えたのは、山陽線や呉線などを走る赤色が基調のステンレス製車体「JR西日本227系レッドウィング」と、広島駅と広島港や宮島口を結ぶ緑色の路面電車「広島電鉄5100形グリーンムーバーマックス」のデザイン。車両の先頭には、両社と広島市のロゴを入れたヘッドマークをあしらった。車内には、両社の歴史や広島駅南口の再整備事業などを紹介するポスターを掲示している。

 企画を考えたのは、JR西日本中国統括本部経営企画部の斎藤賢太郎さん(37)。「こんなコラボがあったら面白いのでは」と会議で提案したところ、採用されたという。「駅ビルの開業までに、みなさまにもっとワクワクしてもらえるものを届けたい」と話す。

 コラボトレインは、JR西日本は山陽線の福山―新山口間、呉線の三原―海田市間などで運行し、広島電鉄は広島駅―広電宮島口間で走らせる。25年春以降も運行を続けるという。

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