WE銀河・紀南コース、平均搭乗率95% JR新宮駅で最終便見送り
菊地洋行
JR西日本の観光列車「WEST EXPRESS銀河」紀南コース(京都―新宮)最終便の見送りイベントが25日、和歌山県のJR新宮駅であった。ほぼ満席の93人の乗客を乗せた6両編成の列車は、新宮市立蓬莱保育所の年長児16人や関係者らに見守られながら出発した。
JR西日本によると、4年連続4回目となった紀南コースの運行は、7月1日~9月25日に予定されていた21往復のうち、台風10号の影響で2往復が運休。19往復の平均乗車率は約95%で、3回目(2023年9月~24年3月)の約75%を大きく上回った。
関係者は、沿線自治体によるおもてなし内容の向上や「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」の世界遺産登録20周年を盛り上げる県の聖地リゾートキャンペーンの効果があったとみている。
JR西日本の富沢五月・和歌山支社長は「多くのお客様に紀南にお越しいただき、魅力を感じていただけたと思う」と話した。