新型やくもが日本鉄道大賞に 乗り心地や地域活性化への貢献が評価
村瀬成幸
第23回日本鉄道賞の日本鉄道大賞に、JR西日本の「特急『やくも』~沿線の文化・風景・自然とお客様、鉄道が交感する列車~」が選ばれた。岡山駅と出雲市駅(島根県)を結ぶ特急やくもは、新型車両が今年4月に運行を開始している。
大きな窓から沿線風景を楽しめる半個室空間のセミコンパートメント▽車体のオリジナルカラー「やくもブロンズ」▽車上型制御付き自然振り子方式によるカーブ通過時の乗り心地の向上▽バリアフリー対策▽出雲市駅待合室「やくもラウンジ」のほか、雲をモチーフにした駅名標やベンチなど駅やホームでも楽しめる工夫▽地域活性化への貢献――などが高く評価された。
日本鉄道賞は、国土交通省や鉄道事業者などでつくる「鉄道の日」実行委員会が主催し、鉄道に関する優れた取り組みを表彰する。今回の日本鉄道賞表彰選考委員会の委員には、鉄道ファンである将棋棋士・藤井聡太さんも入っている。全国から22件の応募があり、大賞1件と特別賞4件が選ばれた。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
【春トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら