リニア工事現場そばで地盤沈下、公共施設の「ひび割れ」確認 岐阜

寺西哲生
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 岐阜県瑞浪市大湫町にあるリニア中央新幹線のトンネル工事現場近くで水位低下や地盤沈下が確認された問題で、JR東海は20日、町内の公共施設で調査を実施し、床のひび割れなどを確認した。今後、地盤沈下との関連を調べるという。

 JR東海は、大湫町内の住宅約60軒や公共施設などについて、地盤沈下の影響がないかを調査している。20日は大湫消防センターで、専門業者が床や柱などの状態を調査し、床のひび割れや柱の傾きがあったことを確認した。消防センター周辺では17日に最大で3.2センチの地盤沈下が確認されていて、約1カ月前よりも沈下が進んでいるという。

 JR東海によると、5月末以降に地表面を計測した30カ所のうち、12カ所で0・6センチ以上の地盤沈下が確認された。また、原因は特定できていないが、同社の丹羽俊介社長は「トンネル工事による水位低下の影響を否定できない」との見方を示している。

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この記事を書いた人
寺西哲生
岐阜東部支局長
専門・関心分野
多文化共生、働き方改革、教育