新幹線の連結外れはなぜ起きた? 専門家は電気系統のトラブルを指摘
上地一姫
東北新幹線「はやぶさ・こまち6号」が19日午前に宮城県内を走行中、連結部分が外れ、両列車が分離した状態になった。分離する事故は、開業以来初めて。なぜ起きたのか。
工学院大学の高木亮教授(交通システム工学)は、「連結部分を外す電気系統システムに何らかのトラブルが起きたのではないか」とみる。
連結作業では、後方の列車がゆっくり近づき、連結器同士を接触させると自動的にロックされ、電気的にもつながる。連結器自体のトラブルはあまり報告がないため、電気系統の可能性が高いとみる。
最悪の場合は、車両がぶつかる可能性も
分離する事故は、二つの列車…