JR貨物が運行再開、大幅遅延で物流に影響 新たに67両で不正判明
中村建太
JR貨物が列車の車輪に車軸をはめ込む作業で不正を行っていた問題で、同社は12日、前日に全国で停止させた貨物列車248本の運行を再開した。一方、新たに貨車67両で不正が確認され、不正車両は貨車627両、機関車4両の計631両に広がった。
同社によると、全国3カ所の車両所で少なくとも2014年から、日本産業規格(JIS)で定められた基準値を超える圧力をかけて作業したにもかかわらず、検査データを改ざんするなどして運行させる不正が行われていた。11日には、安全性が確認できない車両が新たに約300両見つかったとしていたが、このうち67両で不正が確認された。
これを受けて、11日に運行…