「スマホ見ても難しい」新神戸駅からの道順問題 解消へ、新たな標示
原野百々恵
新神戸駅(神戸市中央区)からの歩行者のルートをわかりやすくするため、市は、山陽新幹線新神戸駅や隣接する商業施設「コトノハコ神戸」などに、道順を示す案内標示を新たに置いた。
設置されたのは、神戸布引ロープウェイのゲートまでの約360メートル間の地面に計29カ所。神戸布引ハーブ園やロープウェー、北野異人館街への行き道を示している。
市都市局工務課によると、以前から観光客や地域住民から「動線がわかりにくい」「スマホのマップ機能でも難しい」という声が届いていた。
神戸布引ロープウェイへは、コトノハコ神戸へ連絡通路で渡り、さらに施設内のエスカレーターを二つ降りる「高低差のある移動」が必要で、わかりにくさにつながっているという。
6日、米国から観光でロープウェーを訪れたニコラス・コーエンさん(41)は「標示のおかげでスマホを出さずに駅から来られた」と話した。
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