東海道新幹線、3日ぶり全線再開 乗客「安心した」

高橋尚之 長野佑介
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 東海道新幹線の東京―新大阪間は1日午後6時ごろから全線で運転を再開した。JR東海によると、台風10号の影響で1日朝の段階では、三島―名古屋間を終日運休予定と発表していたが、天候の回復を受け再開の前倒しを決めた。全線で運転できるのは、8月29日の夕方以来、3日ぶりという。

 1日の列車は全て「臨時列車」とし、全席を自由席にして運転している。JR東海は「1日は列車本数が少なく、混雑が予想される」として、始発から通常通り運転する予定の2日以降の利用を検討するよう呼びかけている。

 午後5時過ぎ、東京駅では「安全の確認が取れたため」などとして東海道新幹線の全線再開の見込みを告げるアナウンスが流れ、改札前では駅員に問い合わせをする人が相次いだ。

 友人に会うために都内に遊びに来ていたという京都市伏見区の大学4年生の男性(23)は「2日から大学で授業が再開されるのでどうしようと思っていた。安心した」と話していた。

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この記事を書いた人
長野佑介
西部報道センター次長
専門・関心分野
時事ニュース全般、地方自治、選挙、言論・メディア