ことでん車両50歳を記念してヘッドマーク 9割超が半世紀超えに

福家司
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 香川県のローカル私鉄、高松琴平電気鉄道(ことでん)を走る元名古屋市交通局の電車13両が昨年末から今年にかけて製造から50年を迎え、記念のヘッドマークが掲げられている。ことでんで営業運行している電車のうち、実に95%が車齢50年を超えた。

 元名古屋市交通局の電車はかつて地下鉄で使われていた。現在28両がことでんで「第二の人生」を送っており、志度線を中心に琴平、長尾両線でも運行している。このうち今回製造50年を迎えたのは600形と呼ばれる電車で、これにより旧名古屋市交の全ての車両が50年を超えた。

 もう一つの主力の元京浜急行電鉄の電車も44両のうち40両が50歳を過ぎており、8両ある元京王電鉄の電車もすでに50歳超え。還暦(車齢60年)超えも、元京急の1070、1080形の14両を数える。

 ヘッドマークは琴平線の1両と志度線の2両に掲げられ、志度線の1枚は登場当時の緑と白、黒色の電車を描いている。

 デザインした安全対策推進室の小堀哲貴さんは「600形はことでんの車両では唯一、3線ともに走っている車両ということで思い入れがあり、3両を1枚に描いた」と話す。今後は長尾線の車両にも付ける予定という。

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