水位低下の岐阜・瑞浪、地盤沈下も確認 リニアのトンネル工事影響か

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保坂知晃
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 岐阜県瑞浪市大湫町でリニア中央新幹線のトンネル工事が原因とみられる水位低下が確認された問題で、27日に開かれた県環境影響評価審査会の地盤委員会でJR東海は、大湫町の一部地点で今年5月末以降、最大2.4センチの地盤沈下が確認されたことを明らかにした。

 JR東海によると、地表の高さを計測した30カ所のうち12カ所で0.6センチ以上の沈下がみられた。そのうち2カ所は5月末と比べて2センチ以上の沈下が確認されたという。

 原因は明らかになっていないが、同社は日吉トンネルの掘削工事で地下水が抜けた影響の可能性があるとみている。一方、専門家からは周期的な地表面の変化が影響を及ぼしている可能性もあるとの指摘もあった。同社は近く沈下が確認された周辺の約60世帯について家屋の調査をする。

 掘削工事再開の前提となる…

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