JR四国初の生え抜き社長が描く、駅周辺の街づくり 利用回復の鍵に

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福家司
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 初の生え抜き社長として今年6月に就任したJR四国の四之宮和幸社長(59)が朝日新聞社のインタビューに応じ、後藤田正純徳島県知事が進めるJR徳島駅周辺の街づくり構想に、協力する姿勢を明らかにした。

 構想をめぐっては、駅北側の車両基地を手狭な公有地に移転させる知事の案にJRが同意するかが焦点の一つだが、実現は可能という認識を示した。

 街づくり構想は、百貨店の撤退などで衰退が続くJR徳島駅周辺の活性化策として、後藤田知事が昨年秋に打ち出した。県議会や徳島市議会で賛否の論戦が続いている。

 徳島駅から約600メートル離れた徳島市文化センター跡地としていた県立新ホールの建設予定地を、駅により近い藍場浜公園に変更する▽駅北側の車両基地をセンター跡地に移して駅と周辺を高架化し、車両基地跡などを開発することが柱。

 JRの協力が不可欠だが、西牧世博前社長は「一からの検討となる」と慎重な姿勢を示していた。

記事の後半では、国鉄が分割民営化された後のJR四国入社組で初の社長となった四之宮氏に、経営状況やローカル線存廃問題について聞いています。

 これに対し、四之宮社長は8…

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