今年の目玉は「鉄分高め」クラフトビール飲み放題「ビヤガー電車」

南島信也
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 車内で冷たいビールを楽しめる特別電車「反射炉ビヤガー電車」の季節がやってきた。伊豆箱根鉄道(静岡県三島市)とクラフトビール製造などの蔵屋鳴沢(伊豆の国市)が協働で運行し、昨年はチケットが1週間で完売した。今年の目玉は「鉄道」をテーマに両社が共同開発した「IZUPPAKO BEER」(いずっぱこビヤ)だ。

 7日、初披露されたこのビールは、運転士の丸山裕さん(39)が蔵屋鳴沢の山田隼平醸造長(31)に教わりながら仕込んだ。熱心な鉄道ファンを「鉄分が高い」と称することから、鉄分たっぷりの地元産スイカを使い、パイナップルを組み合わせてフルーティーな味わいに仕上げた。山田さんは「苦みが少ないセゾンタイプで、暑い日にのどをうるおすことができる夏にピッタリのビールができあがった」と話す。

 反射炉ビヤガー電車は9月7日に運行し、定員120人。午後5時半に三島駅を出発し、修善寺駅との間を往復する約2時間半の車中宴会となる。クラフトビール3種類が飲み放題で、おつまみなどと運賃がセットで1人6600円(税込み)。

 大のビール好きで、当日電車を運転する丸山さんは「自分がつくったビールを運転席の後ろでお客さんがガンガン飲むという非日常が素晴らしい」と企画を絶賛する。

 チケットはローソンチケット「ローチケ」のウェブサイトなどから購入できる。問い合わせは同鉄道の鉄道部運輸課(055・977・1207)へ。

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