鳥取砂丘まで5キロ、バスもタクシーもいない無人駅に観光客 なぜ?

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富田祥広
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 山陰線のJR鳥取駅から近畿方面に1駅。無人の福部駅で列車を降りた観光客が、近くにある鳥取市の福部町総合支所に困った表情でやって来た。

 「駅前にバスもタクシーも見当たらない。どうやって鳥取砂丘に行けば?」

 支所によると、そんな観光客が毎月5~10人ほどいるという。一人旅や数人のグループの外国人が多いが、なかには初めて鳥取市を訪れたという日本人も。

 担当者は「支所の前のバス停から砂丘方面に向かう路線バスに乗れます。ただ、列車との乗り継ぎがあまり良くなくて……」。

 支所前から砂丘に行くバスは平日に20本、土日祝日は11本ある。ただ、近畿方面から鳥取行きの列車に乗って福部駅で降りた場合、乗り継ぎ時間が20分以内のバスは平日に5本、土日祝日は1本。

 駅からバス停がある支所まで歩いて5分ほどかかるため、乗り継ぎ時間が短すぎるとバスに間に合わない。逆にタイミングを逃すと、バスに乗れるのが駅に着いてから1時間47分後というケースもある。

 隣の鳥取駅なら構内には観光案内所、駅前にバスターミナルがあり、複数台のタクシーも客待ちをしている。鳥取砂丘にあるビジターセンターや市内の観光団体も、ウェブサイトの交通案内では最寄り駅として鳥取駅を載せている。

 ではなぜ鳥取駅ではなく、わざわざ無人の福部駅で降りて砂丘を目指すのか――。

 支所の担当者は「外国人観光…

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富田祥広
鳥取総局
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国内社会、ルポルタージュ