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　22日に浜松―名古屋間で終日運休となった東海道新幹線は、23日の始発から通常ダイヤで運転を再開した。JR東海によると、午前6時台に上下線でそれぞれ東京駅と新大阪駅を出発するのぞみ2本ずつを増便した。

　東海道新幹線は、愛知県蒲郡市内で22日未明に保守用車両が追突、脱線する事故が発生。同社によると、この事故の影響で、22日は上下328本が運休し、約25万人に影響した。また、首都圏と名古屋以西を結ぶ迂回（うかい）ルートとして北陸新幹線に利用者が集中し、大混雑が続く事態にもなった。

　東海道新幹線で起きた事故は、下り坂で保守用車の手動ブレーキと自動ブレーキの双方が作動しなかったのが原因とみられる。同社は同様の保守用車約350台のブレーキを緊急点検している。

　JR東海関西広報室によると、22日夜遅くに新大阪駅に新幹線で到着して目的地まで行けない乗客らのために、同駅で16両編成の新幹線2本を「列車ホテル」として開放した。計97人が利用したという。