「進撃の巨人」ラッピングトレインが運行開始 JR日田駅で出発式

貞松慎二郎
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 開催中の福岡・大分デスティネーションキャンペーンを盛り上げようと、JR九州は人気漫画「進撃の巨人」のイラストを車両に施したラッピングトレインの運行を始め、大分県日田市の日田駅で1日、出発式があった。久大線経由で博多―別府(同県別府市)間を走る特急「ゆふ」を基本に、8月下旬まで運行する予定。

 作者の諫山創(はじめ)さんは日田市大山町出身で、同市はキャラクターの銅像やミュージアムなどが点在する「聖地」として知られる。列車は同市のプロジェクト「進撃の日田」とのコラボ企画で、キハ185形気動車2両の外側に、漫画に登場する巨人や立ち向かう調査兵団の姿が描かれている。

 日田―天ケ瀬駅間の4カ所のトンネル入り口に関連の壁面アートも設置し、漫画の世界観を演出している。出発式で久野和代・JR九州大分支社長は「世界中から多くの方に来ていただきたい」とあいさつ。田村直樹駅長が「進めーっ!」と合図し、関係者やファンは「おーっ!」と応え、走り出す列車を見送った。

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この記事を書いた人
貞松慎二郎
中津支局|主に大分県北部を担当
専門・関心分野
民俗芸能、伝統文化、風習